お誕生日様おめでとう私 2010


【ネタ】…なし
 
【説明】…2010年の私の誕生日を私が祝うエントリー

 
【独断】…ハッピバースディトゥーミー
殺す。
 
…OK、落ち着こう。
 
…ッッ殺す!
 
ここ数ヶ月、ツイッターとかいうオモシロSNSをやっている。このブログで散々コケにしたあのツイッター。コケにはしていたが、触れずに文句を言い続けるのもアレかなと思い、始めてみたのだ。
まぁ、物心付いたときからMSX2をイジクリ倒していた私にかかれば、昨今流行りのデジタルモノを攻略するなど造作もない事だ。短期間でツイ充まっしぐら。
そして今現在、私をフォローしてくれている人は…なんと26人もいる。
ツイッターをやっていない人にはわからないかも知れないが、これは大変な数字である。ちょっとしたタレントレベルと言えよう。
そのうちの約半数がBOTとスパム的なサムシングだが、それでも生身の人間は10人以上いるはずだ。多分。
 
というわけで、その10数人に対して「私の誕生日におめでとうツイートをしてくれ」と頼んだのだが…
レスポンスがあったのはなぜかたったの2名のみであった。しかも、うち1名はリアル知人。純然たるツイッター知人からの祝辞は1つのみ。…ありがとうユリさん。大好きだ。結婚してくれ。
 
ツイッターなんてね、所詮こんなもんすよ。*1
あいつら、「おはよー」とか「今日は寒い」とか「お腹減った」とか下らないことしか書かないクセに、何故に「おめでとう」の一言を書いてクリックしてくれないのか!…ぅぅうぉおぉぅ(嗚咽)
 
そういえば、このブログでも誕生日の告知をしておいたはずなのに、誰1人として「おめでとう」も「抱いて」も書いていないな…
うーん…与えよ、さらば与えられんってか?
 
そんなわけで、例によって誕生日とは一切関係ない企画をやっていきたい。
今回は、「私が今まで生きてきて心に残った言葉」をご紹介したいと思う。レディゴー。
 
■ 「これなんちゅーの? 南中」
小学校の時、理科の先生がおっしゃった御言葉。
1日の間に太陽が真南に来たときのことを南中と言う。その南中を生徒に教えるときの先生の常套句である。「なんちゅーの」。
このクレイジーなギャグを教室の最前列で聞く身になって欲しい。不登校にもなるのもやむを得まい。
この先生は授業内容外の話題も程良く出す人で、私はそういうのを逐一記憶していた。
「ちょうど今、この時間に人類が55億5555万5555人になりました」とか聞いて「はー、なるほど」と思ったもんだ。いや、なるほどの先に何か感慨があったわけでもないのだが。
 
■ 「ごめん、覚えていない」
テレビアニメ『ブレンパワード』の第11話で、主人公の勇が、その姉の依衣子に言い放ったセリフ。
ひょんなことから姉弟で敵対することになってしまった勇と依衣子。しかし、依衣子は勇との昔の思い出を振り返り、弟に対する愛情を取り戻しかける。
「あんたが花をくれた事があったろ? いつも二人だけで、お婆ちゃんは下の村にパートに行ってた頃さ。あのプレゼント、嬉しかった… 誕生日のプレゼントだった…」
優しく切なげに語る姉。
どう見てもここは姉弟仲が修復されてめでたしめでたしとなる場面だ。勇からすれば姉を仲間に引き入れるチャンスでもある。
ところが勇の切り返しは…そう、よりにもよって「ごめん、覚えていない」である。嘘でもいいから何かもっと気を遣え!
さすが富野御大とでも言うべきか、リアルタイムでこのシーンを見たときは本当に大笑いしてしまった。相変わらず独特の笑いを入れてくるお禿様。
うーん、実際見て頂ければ分かってもらえると思うのだが、このセリフ、本当に淡白に即答で発せられるのである。それまでのほんわかした雰囲気がいきなりブツッと切れてしまう。
大事な場面での言葉選びは大事だということを教えてくれる名シーンだ。
 
■ 「…」
マンガ『ゴルゴ13』のゴルゴ13ことデューク東郷のセリフ。
セリフというか沈黙を意味する三点リーダーである。このマンガは吹き出しが付いた上で「…」が入れられる事が多い。これはキャラクターが何か思案していることを意味している。
数ある「…」の中でも、私が好きなのはデューク東郷のセックス中の「…」である。
東郷は事をいたしている最中、大抵何か別の事を考えている。顔は当然無表情。「…」が入った上で、仕事に関係するイメージ映像が背景に描かれていることが多い。
東郷の凄いところは、そんな「…」状態であるにも関わらず相手の女性が完全に参ってしまっているところだ。無意識にでもそんなマネができてしまうのだ。
女性としてはイヤだろうが、ゴルゴセックスは男の憧れの一つと言えよう。「…」、体得してみたいものである。
 
■ 「カレーがからい」
私の友人Pがファミリーレストランでアルバイトをしていたときに客から言われたクレーム。「カレーがからい」。
「カレーというのは辛くて然るべきものだ」という常識を覆すガリレオ的な一言。
一見理不尽にも思えるクレームだが、私も飲食店のカレーがデフォルトで辛いのはイヤだ。
 
■ 「魚に脂がのり過ぎている」
数年前、私が吉野家牛鮭定食を食べているときに言ったクレーム。「魚に脂がのり過ぎている」。
というか、もはやクレームなのかもわからない。別に怒っている風でもなく、ただ真顔で店員さんに「魚に脂がのり過ぎていますよ」と言う私。
困惑するアルバイト店員さん。なぜか店長さんが呼ばれて「この鮭がどこの海で獲れたか」とかまで説明して下さった。そんなことは頼んでいないのだが、対応が丁寧である。さすが吉野家
すみません、私も何を意図して言った言葉なのか未だにわかりません。あんとき疲れていたんだと思います。ご迷惑お掛けしました。
 
■ 「兄貴だと思って調子に乗るなよ」
二次裏住人としあきの1人が、妹の彼氏に言われた言葉。
例によって無職童貞半引き籠もりのとしあき。お腹が空いたので自室から出てみると、家の中で妹の彼氏とバッタリ鉢合わせる。
「へへ…どうも…」的な感じでやり過ごそうとしたら、初対面の彼氏くんからいきなり「兄貴だと思って調子に乗るなよ」と謎の宣戦布告をされる。
どうやら妹さんがこのとしあきの悪評を散々彼氏に言っていたらしく、彼氏の中ではとしあきが完全に悪人になっていたようなのだ。
全くもって理不尽極まりない話である。これにはさすがのとしあきも怒って、「今度妹のパンツ盗んでやる!」と息巻いていた。
 
■ 「俺はニートじゃない。バイオプラントだ」
つまり「う○こ製造機」を意味するらしい。このセリフを言ったのは、もちろん二次裏住人としあきだ。
 
■ 「ツンデレにデレはいらない」
声優の小野大輔さんが言った言葉。一つの境地であると思う。
「与えよ、さらば与えられん」とか「愛されるよりも愛したい」とか、その辺の言葉と同義のようにも思える。しかして、その実態は単なる行き過ぎすぎたマゾ発想だ。
虐げられるのが大好きな方にとっては至言であろう。
 
■ 「こんばんは」
アドベンチャーゲームEVE The Lost One』で出てくる瀬野尾靖夫というキャラクターのセリフ。
瀬野尾は殺人事件の最初の被害者として登場するので、本編では最初から死体である。回想シーンで二言・三言喋るくらいのキャラだ。
しかし、そんなキャラに声を当てたのは、なんとベテラン実力派声優の中原茂さんである。しかも恐るべき事に兼ね役なし!
エキストラディスクで中原さんに対するインタビューがあるのだが、「印象に残ったセリフ」を聞かれた中原さんは、「こんばんはです」と答えている。
この珍エピソードは『超クソゲー2』という本にも取り上げられてしまっている。
声優の名前でゲームを売るというのが常識になりつつあった時代なので、キャストの箔付けの一環であったと思われる。
 
■ 「俺たちは毎日血ヘド吐いて練習しているんだ」
マンガ『炎の闘球児 ドッジ弾平』の荒崎小の生徒が言ったセリフ。うろ覚えなので厳密には違う言い回しだと思う。
血まみれになりながらドッジボールをする作品なので、このセリフは喩えではなく実際にそうなのだろうという説得力がある。
特に件の荒崎小はむちゃくちゃ荒れている学校という設定なので、アパッチ野球軍ばりのキャラしかいない。主将の陸王冬馬に至っては投げたボールで対戦相手をノックアウトしてしまうような破壊力の持ち主だ。
相手チーム全員を再起不能にして勝つような連中なので、その練習風景たるや壮絶を極めること想像に難くない。
一応、内容としては小学生がドッジボールをやっているだけなのだが…
 
■ 「うちの用務員よ」
申し訳ない。作品名は未だにわからないのだが、ゴブリン先生の描いた成年マンガに出てくる珠玉の名シーンだ。
細かい説明は不要というかもう不可能。ゴブリンギャグは一度ツボにはまってしまうととんでもない破壊力を発揮する。初めてこの↓シーンを見たときには、笑いすぎて小一時間身動きが取れなくなった。ちなみに用務員さんの名前は「カリ丸」。
他にも「妊娠するのは根性が無い証拠です!」などの迷セリフが目白押し。
ゴブリン先生の作品はごく一部がDLsiteさんの方で販売されている。私も金に余裕ができ次第是非購入したいと思う。サークル名は「ゴブリンのアジト」。ゴブリン先生の描く非18禁作品もあるので、要チェックや!

 
どうだろうか。
言葉というのは、聞いたその時はイマイチ意味が分からない、心に入ってこないものでも、人生の節目節目で「ああ、なるほど」と後から染み入ってくるときがある。
今回紹介させていただいた言葉の数々が、貴方の人生にわずかながらでも助けになることがあれば幸いだ。
 
…クリスマスイヴにこんなエントリーを書いている私にも何かしら幸があらん事を。
 
おわり

大人の友達を作ろう。―人生が劇的に変わる人脈塾 (PHP文庫)

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*1:私が鬱陶しがれているor存在感がないという可能性は考慮いたしません