総合格闘技イベント「CREAM(クリーム)」


【ネタ】…人物 格闘技
 
【説明】…あらゆるジャンルの著名人たちが腕力のみで戦う総合格闘技イベント(妄想)
実在するご本人たちとはなんの関係もありません。

 
【独断】…強いとか弱いとか、最初に言い出したのは、誰なのかしら
「えー、これから皆さんに殺し合いをしてもらいます」並に理不尽な総合格闘技イベント「CREAM」。
格闘家ではない著名人たちを一堂に集め、そのバックボーンとは一切関係なく、総合格闘技によって文字通り「闘って」いただく夢の興行である。
同業のライバル同士、または因縁のある者同士、様々な著名人たちが互いに長年の遺恨を晴らすべく、あえて本業ではなく格闘技によって決着を付ける!
…実際は素人同士の殴り合いなど見られたものではないが、何しろメンツが凄い。私なら30万出してでも観に行きたい。
中には「本当に闘ったら強いんじゃないか?」という人もいるので、草格闘技好きも要チェックだ。
それではッ! ガンダムファイトォー! レディ〜…ゴー!!!!(以下敬称略)
 
■ ケティ・フェイ vs フェリシティ・フェイ 「最強セクシーフェイ対決」
個人的にはこの試合だけが見たい。
一部では超有名(変な日本語)なフェイ二人によるガチバトル。特別ルール「顔面への打撃攻撃は禁止」。
グラウンドでの攻防に異様に沸き立つ会場。群がるギャラリーと嵐のようなシャッター音。
ウェイト的にフェリシティ有利かと思われたが、結婚して勘が鈍ったのか、ケティに簡単にポジションを取られ、1Rであっさりチョークスリーパーを極められ敗北。ケティ・フェイの一本勝ち。
長時間の攻防、そしてそれによる汗ばみ、およびポロリを期待した両者のファンにとっては残念な結果となった。
 
 
■ 浜村通信 vs サダハルンバ谷川谷川貞治) 「元名物編集長対決」
互いに太めの体型でウェイト的なハンデはないが、何しろ谷川は元格闘技記者で現格闘技イベントプロデューサーである。いくら選手活動をしていないとはいえ、基本的な技やトレーニング方法は熟知しているはずだ。飲み屋の喧嘩ならば無敵の浜村だが、さすがにルールを敷かれたマットの上では不利なのではないか。
しかし、浜村も伊達にラガーシャツを着古しているわけではなく、試合開始序盤から猛然と「サクセスタックル」をぶちかましに行く。さらに、テイクダウン時にさりげなくバッティング。さすが幾多のライバルゲーム誌を駆逐してきた男、やる事がえげつない。
面食らった谷川は、ガチャガチャの試合展開から脱却できずテクニックを披露する事なく敗北。判定3対0で浜村通信の勝利となった。
試合後、谷川は自分の試合に自分の解説をアフレコ。会場からの浜村コールを「ハルンバコールですね」とミスリードする。
 
■ 織田無道 vs 江原啓之 「新旧心霊ブーム対決」
足が速い生臭坊主としてテレビでお馴染みだった織田。かつて自分が喰っていたパイを今では江原が美味そうにほおばっている。こいつを許すわけにはいかない。
織田は試合開始直後からいきなりラッシュを仕掛け、江原の顔面に強烈なパンチを何発も浴びせる。そして、そのまま相手に何もさせず秒殺KO。さらに織田はレフリーの制止も聞かず気絶して倒れた江原に追い打ちを掛け、一時場内は騒然となる。
 
■ サンボマスター山口隆 vs アンドレイ・アルロフスキー 「サンボマスター対決」
「日本にサンボマスターが居る」と聞いて今回のイベントに出場したUFC元ヘビー級王者アンドレイ・アルロフスキー。サンボ出身者として「マスター」を名乗る者と闘わないわけにはいかない。
山口は「誤解だ! ただのバンド名だ!」と猛主張するも、受け入れられず(どんなイベントだよ)そのままリングへ。勝ち目のない闘いに臨む。
開き直った山口は泣きながら突進。そのノーガードの顔面にアンドレイの左フックがめり込みダウン。サンボではなくスタンディングでのワンパンチKO劇となった。
山口にとって不幸としか言いようのない出来事だったが、この経験をバネにして、楽曲「できっこないを やらなくちゃ」がより一層パワフルにライブで歌い上げられるようになった。

 
■ 大塚範一 vs 池上彰 「元NHK同期アナウンサー対決」
「お前が八木亜希子小島奈津子を相手にデレデレやっている間、俺の隣にいたのは柴田理恵だ」と、大塚に逆恨みをしている池上。現在、モットーである「わかりやすいニュース」が完全に世間に受け入れられて飛ぶ鳥を落とす勢いだ。大塚への積年の恨みを晴らすのは今しかない。
しかし、スポーツ畑に造形が深い大塚は格闘技にも精通。見事に池上の動きを封殺。アームロックで2R一本勝ちを果たした。
 
■ 大竹まこと vs 渡邊浩弐 「PCランドリベンジマッチ」
大竹まことのただいま!PCランド』での20年来の恨みを晴らすべく、渡邊が参戦。
試合が決まってからマッハ道場で2ヶ月間練習を積んできた渡邊。きっちりと事前準備をして相手を倒そうとするところはPCランドの頃から変わっていない。大竹がいくら強面とはいえ、還暦を過ぎている。今倒さずしていつ倒す。
しかし、試合当日、渡邊の前に現れたのは大竹ではなく、なぜかシティボーイズのきたろうだった。
きたろう本人も何故会場に連れてこられたのか解らずオロオロしている。結局、誰にとっても得心の行かないまま渡邊の不戦勝となる。
大竹にまたしても振り回される形になった渡邊。まだまだこの二人の因縁は続きそうだ。
 
■ ウラジーミル・プーチン vs リチャード・アーミテージ 「強そうな政治家対決」
予てより注目されていた対戦カード。
KGBで様々な格闘技を非常に高いレベルで修得している第2代ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン
元軍人で200kgのベンチプレスを挙上する第13代アメリカ合衆国国務副長官リチャード・アーミテージ
技のプーチンか、力のアーミテージか。
入場口やリング周辺はもちろん、観客席に至るまで多数のSPが配置され、物々しい雰囲気で試合が開始される。
期待を裏切らないキレのある立ち回りを見せるプーチンに、打撃では効かされる気配が全くないアーミテージ。グラウンドでプーチンが腕を取りかけるが、それをアーミテージが腕力で振りほどく。
終始見応えのある攻防が続いたままタイムアップ。判定0対0のドローとなった。
後日、この引き分けは双方の政治的な配慮による意図したものだったのではないかと物議を醸した。
 
 
■  中田ヤスタカ vs テイ・トウワ 「DJ対決」
「もう、トウワ組の連中にでかい顔される必要ないっすよ。時代は俺たちです、ヤスタカさん!」
「最近ヤスタカの野郎調子乗りすぎですよ。トーワさん、ここは一度シメてやりましょうよ!」
…と自らのファンに担ぎ出された両者だが、本人たちは殴り合う気はもちろん、張り合う気自体が毛頭無い。
とはいえ、リングに担ぎ出されちゃったのでここは音ゲーチックにノリ良くDJ対決。格闘技会場がライブハウスとなり、場内が大いに盛り上がる。両者のファンも「勝ち負けじゃなくて、イイ音楽ってのはやっぱイイんだな!」という博愛オチでノーコンテストとなる。
私を含む一部の観客だけが「いいから早く殴り合えよ!」とヤジを飛ばしていた。
 
■ Perfume vs Blue Man 「不思議な踊りをするユニット対決」
特別ルール…「3人対3人」「相手のMPを先に奪い尽くした方の勝利」。
こちらも『スペースチャンネル5』のようなダンス対決となる。互いに奇妙な動きを特徴としたユニットだが、果たしてどちらに軍配が上がるのか。
1R、ブルーマンの運動量にパフュームが圧倒される。圧倒的なスピードで不思議な踊りを振る舞うブルーマン。ガンガンMPを奪われていくパフューム。やはり男女の体力差は大きいか。
しかし、2Rにパフュームがニューシングルの「ねぇ」で体得した分身の術を使う。各人が三体に分裂し、3×3=9人の踊りでブルーマンを取り囲む。ブルーマンのMPを吸い尽くし、奇跡の逆転KO勝利を収める。

 
■ 田代まさし vs アリスター・オーフレイム 「○○対決」
なぜかK-1で一番やばいファイターと闘うことになった我らがマーシー。格闘技イベントのリポートやゲスト解説を行う事は幾度もあったが、まさか自分自身がリングに上がるとは思ってもみなかったであろう。
当然拒否は受け入れられず(だからなんでだよ)、無理矢理リングへ連行されるマーシー。リング上での最後の言葉は「こんなマッチメイク、ありっすた?」。1R、右フックによりアリスター・オーフレイムのKO勝ち。
空気を読んだアリスターが手加減をしたため、幸い大事には至らなかった。
 
■ ビートたけし vs イングヴェイ・マルムスティーン 「九死に一生対決」
どちらも交通事故で一度死にかけるが見事に復活を果たした二人。両者共に破天荒な性格なので、荒れること必至のカードである。
そう思っていた矢先、1Rからイングヴェイがギターでたけしに殴りかかる。「いてぇなバカヤロウ!」とたけしも反撃。しかし、相手の凶器攻撃に苦戦を強いられる。
見かねたたけし軍団がリングに上がりイングヴェイに攻撃。イングヴェイ陣営もそれを見て乱入。大乱闘になりノーコンテストとなる。
 
■ かきふらい先生 vs かきふらい先生
言っておきますが、ネット上で出回っている『けいおん!』原作者かきふらい先生の画像は全部偽物です。全部イタズラのコラです。「かきふらい先生」で画像検索してよく出てくるおじ様は全然関係ない方なので誤解なきように。
イタズラの出所はどこかと言うと…申し訳がない、私の故郷、画像掲示ふたば☆ちゃんねる二次裏である。
こういう冗談は、かきふらい先生ご本人はもちろん、ネタにされてしまった被写体の方にもご迷惑になるので、非常にタチの悪いモノであると思う。二次裏住人としあきたち全員が必ずしも看過しているわけではないことをご理解頂きたい。
…ただ、まぁ、正直面白い。
いっその事、これまでかきふらい先生として扱われてしまった人達が一堂に会してデスマッチを行ってくれないものかと思う。最後まで立っていた者が本物のかきふらい先生。
もしブロック・レスナーが優勝したらブロック・レスナーかきふらい先生。ワルーエフが優勝したらワルーエフがかきふらい先生。
   
 
おわり