エレ片のコント太郎 放送200回!


【ネタ】…ラジオ TBSラジオ 水曜JUNK ZERO エレ片のコント太郎(2006.04-)
 
【説明】…コントユニット「エレ片」がパーソナリティを務める、TBSラジオをキー局に放送されているラジオ番組
エレ片」は、コントコンビ「エレキコミック」と、片桐仁ラーメンズ)の三人で組まれたコントユニット。
番組開始当初はラジオコントをウリにした放送を行っていたが、2010年1月現在では、フリートークや投稿によるコーナーが中心となっていて、番組内でコントが行われる事はほとんどなくなっている。
兄弟番組であるJUNKおよびJUNK ZEROの中でも、ポッドキャスティングに特に力を入れている。ポッドキャストはほぼ毎回、本放送終了後に別録で行われており、ポッドキャストのみのコーナーも存在する。
毎週水曜深夜24:00〜25:00(毎週木曜日未明00:00~01:00)、TBSラジオ、JUNK ZERO水曜枠で放送中。

 
【独断】…エレ片のコント太郎放送200回突破記念エントリー
伊集院光爆笑問題等々の大御所がひしめくTBSラジオ深夜枠「JUNK」。
ラジオ界の極致。『モンハン』で言えば、ウカムルバスやヴォルガノスがそこら中で雄叫びを上げてるようなフィールドだ。
 
…そんな中、なぜかドスイーオスが一匹紛れ込んでいる…。そう、それが水曜JUNK ZEROの『エレ片のコント太郎』である。
 
いきなり失礼極まりない出だしだが、私はこのドスイーオスがもう好きで好きでたまらない。
油断してボケーっと聴いていると、いきなり毒玉をペェッと吐いてきて、リスナーの脳味噌に見事に毒を浸透させる。なんとも言えないラジオ番組だ。
 
パーソナリティは、コントコンビ「エレキコミック」のやついいちろうさんと今立進さん、この二人に「ラーメンズ」の片桐仁さんが加わった三人組「エレ片」。
基本的に三人とも卑屈な性分で、番組でもそれをウリとした自虐的なトークやコーナーを主体としている。いわゆる童貞ネタも多く、私も聴き始めた当初は「まぁ、ありがちな深夜ラジオ番組かな」くらいに思っていたのだが…これがよくよく聴いてみると、一周回って大変面白い。
いい歳をしたオッサンたちが全力で「モテる」「モテない」と大騒ぎし、泣きながらケンカをする。やついがおしっこを漏らし、片桐がうんこを漏らし、今立がゲロをまき散らす。三人の中で誰かが突出して人気が出た場合、残った二人でそいつを袋叩きにする。理由無き罰ゲームでマジ喧嘩。ゲストが来ればもれなくディスる。地獄のようなラジオ番組である。
 
残念ながら、私は仕事の都合で本放送は聴けたり聴けなかったりだが、ポッドキャストは全回分配信されているので、これを繰り返し繰り返し何十回も聴いている。
ラジオのバラエティ番組は内輪ウケの側面がかなり強いので、人によって合う合わないが顕著に出るとは思う。ただ、ポッドキャストは無料でいつでも聴けるので、興味を持たれた方は是非気軽に聴いてみて欲しい。
…ちなみに、なぜかこの番組のポッドキャスティングはJUNK/JUNK ZEROの中で抜群に人気がない(今確認したらオーディオポッドキャストランキングで74位だった。他のJUNKは大体20位内)。でも、ポッドキャストだけで言えば、JUNK陣の中でも一番面白いと私は思う。
 
放送200回記念ということで、備忘録も兼ねて、これまでのポッドキャストであったトーク・事件などを挙げてみたい。
今回のエントリーでは、パーソナリティ3人を粗く紹介をしていこう!
 

■ やついいちろうエレキコミック) 1974年生まれ。35歳。独身。
エレキコミック、およびエレ片のボケ担当。もじゃもじゃ一号。おしっこ漏らし係。
ゲストに悪口を言う、ひがみ根性丸出しのトークをする、など、自らの性格が悪いことを芸として昇華している。たまに、芸ではない純粋な悪口も言ってしまう。
番組の企画やトークはやついさんが主体となって行われることが多い。逆に言うと、やついさんの悪口芸を聴いて「本当にこの人は性格悪いな」と思ってしまうような人は、この番組を全く楽しめない可能性がある。
三国志が好きで、それが高じて、本場中国にまで行く「三国志ツアー」を主催した事がある。
邦楽ロックによるDJを得意とし、ライブハウスやロックフェスのブースにて度々披露している。「DJやついいちろう」名義でミックスCDもリリースしている。
自分にも他人にも、普段から高い笑いのハードルを求める。そういった意味で、子供に対しても非常に厳しい。
座右の銘は「ブスっと刺した血で笑う」。
 
[ これまで付いた呼び名・あだ名 ]
やつい、やついいちろうやっつん、DJやつい、おしっこ漏らし、大モテない先生、植物性おしっこ先生ハーフ&ハーフ、顔面ゲロまみれ先生、ムラムラムラさん、やつし(孔子のもじり)、諸葛亮やつい、やつい“龍馬”いちろう、やついクリスティ、やつ川淳二(二代目稲川淳二)、やつい島耕作、やつこり挿入、四日市の勇者、モテない王国国王、豚、クンニ顔、中野のドスケベ、ちんこ触り虫、もじゃもじゃ、エロもじゃ、妖怪
 

■ 今立進エレキコミック) 1975年生まれ。34歳。独身。
エレキコミック、およびエレ片のツッコミ担当。…と見せかけて、悪乗りして番組に大被害をもたらす事もある。ゲロ吐き係。
やせている時は結構格好良く、それなりにモテているため、あまり卑屈に過ぎない。童貞気質なエレ片の中では常識人と言える。この番組のリスナーからするとリア充の裏切り者。
ツッコミという立場もあり、普段は比較的冷静に番組を進行しているが、時折、生来のいじめっ子根性が発揮され、やついさんと片桐さんを窮地に追いやることもある。また、酔っぱらうと闇雲に何事か語り出すため、非常にタチが悪い。
最近では単独で舞台(演劇)の仕事に呼ばれることが多く、やついさんにひがまれている。
テレビゲームと酒と女が好き。
 
[ これまで付いた呼び名・あだ名 ]
今立、だっつん、ダチにいやん、勃起、即勃起挿入(「今立進」と書いてこう読む)、ボキちゃん、トシちゃん、役者さん、裏切り者、15人に告白された男、今立“IZAM”進、関東一のツッコミ、ゲロ吐き妖怪、ただの酔っぱらい
 

■ 片桐仁ラーメンズ) 1973年生まれ。36歳。既婚。妻と長男の3人家族。
ラーメンズの怪人担当。およびエレ片の素人担当。ラジオでは基本的にオロオロしている。もじゃもじゃ二号。うんこ漏らし係。
カリスマ的コントコンビ、ラーメンズの「カリスマが無い方」を自称している。片桐さんにカリスマがあるかないかはともかくとして、少なくとも相方の小林賢太郎さんにはカリスマが溢れている。ちなみに小林さんは単独での仕事が多いため、このユニットには参加していない(かつて「エレラー」という形で少しだけやったそうだが)。
舞台上での活躍とは裏腹に、トークはからっきしで、噛みまくるし、話はまとまらないし、オウム返ししかしないし、ラジオでは完全に素人そのもの。だが、結果的にそれが非常に面白い味を出している。
自分に関係ない話題ではゲラゲラと思いっきり笑っているが、自分が糾弾されると、言い訳や責任転嫁がとても多くなる。自身の失敗にガチで凹んでしまうこともあり、ポッドキャストでは、リスナーが片桐さんを励ます…というだけの回も行われた。
舞台のみならず、立体制作にも長けていて、雑誌に連載を持ち、いくつもの作品を発表している。
ガンダム、並びにガンプラが大好きで、嫁とガンプラを天秤に掛けたときは、どちちの方が大事かハッキリと答えなかった。
また、ドラゴンボールも大好きだが、その魅力を語るときはエピソードを延々となぞるだけで、話が全然まとまらない。
 
[ これまで付いた呼び名・あだ名 ]
片桐仁、片桐さん、仁さん、うんこ漏らし、クソ片桐、オナ桐仁、へん桐、砂利、もじゃもじゃ、ラーメンズのもじゃもじゃの方、ラーメンズのカリスマが無い方、ラーメンズラーメンズじゃない方、かたぎちゃん、ジュモクさん、不具合、役者さん、ジンダム、ゴキブリ野郎、ペニスの仁、スーパー卑屈仁、ドラゴンボールのあらすじを語る人、ウソ歴史研究家
 
  
…大雑把だが、こんなところだろうか。
凄く卓越した話芸とか、シレっとハイセンスな面白トークとか、10代現役童貞への青春応援企画とか、そういった真っ当なモノを期待されても困るのだが、この3人のいい塩梅のしょうもなさがなんともクセになってしまう。
30代のオッサンが女性の乳首見たさにヨガ教室に通おうとしたり、おしっこを漏らしたのを公開収録でバラされて泣き出したり、ツアーを企画したら客が全然来なくて必死で宣伝しまくったり…本当に、本当にどうしようもないのである。
そしてそれが最高なのだ。
誰に刺さっているラジオ番組なのか今一つわからないが、刺さりさえすれば、会心の一撃間違いなし。
 
次回は、これまであったポッドキャストでの、事件・エピソードなどをテキトーに挙げてみます。
 
つづく

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