ゲッサン 2010年2月号


【ネタ】…雑誌 小学館 ゲッサン 2010年2月号
 
【説明】…小学館が発行する日本の月刊少年漫画雑誌
2010年1月12日発売。創刊第9号。ターゲットは中高生以上を中心として幅広い年齢層としている。
キャッチコピーは「漫画力絶対主義」。また「男の子が自立するために絶対必要なふたつのキーワード」としてアイデンティティー「愛と勇気」を掲げている。
 
【独断】…単行本フェア!
創刊9号にもなるので、各連載作品、単行本がもりもり出ています。
夢がMORIMORIです!
ゲッサン読んでるのなんてオッサンばっかなんだから、今のギャグも通用するでしょ。
 
いや、ネガティブな事以外で、前書きとして書くネタがないのだ…。
 
えー…というわけで、ゲッサン
今回も気になった作品を個別に取り上げていきましょう!
あらすじ等の具体的な作品紹介は省くので、よろしければ本誌を実際に読んで頂きたいです。
 

信長協奏曲石井あゆみ
戦国ファンタジーマンガ。
戦国時代の巨人・今川義元がついに尾張に攻めてくる。歴史的名勝負「桶狭間の戦い」だ。
サブローの人間性がまだハッキリとしていないが、「勝たないと… 今川さんに。」と、さり気なく口にするその横顔は格好良かった。
…しかし、並の小学生よりも歴史に疎い私は「桶狭間の戦い」がどんなもんなのかサッパリ分からない。
私が知っている中世以前の歴史的な戦いといえば、ギリシアの「テルモピュライの戦い」くらいである。知る切っ掛けとなったのは、当然、映画『300(スリーハンドレッド)』。
アメリカナイズされたスパルタンマッチョ300人が、ファランクスで以てクリーチャーと化したペルシャ軍100万を肉弾でぶっ飛ばしていくパワー映画だ。
3000の兵で40000の今川軍を迎え撃つ信長(サブロー)。多分、尾張の人間もパンツレスラー並に全員マッチョだ。
次回! 「3000(スリーサウザント)」! こうご期待! 歪みねぇぞ!
  

『QあんどA』あだち充
幽霊共存型青春ラブコメディマンガ。
…わからない。サッパリわからない。ヒロインのサービスシーンを無意味に削る意味がどうしてもわからない。
そして、いつの間にやら友情物語が始まってしまうのも全く理解できない。
大御所漫画家の悪ふざけに、心優しい読者が付いていく作品。
 

とある飛空士への追憶…原作:犬村小六 作画:小川麻衣子
御令嬢空輸マンガ。
人間ドラマをやっているときの絵はかなり魅力的。目を覚ましたシャルルも格好良かった。
つまり、飛行機が出てこなければいいのかもしれない。
 

リンドバーグアントンシク
大空恐竜マンガ。
なんか、初めから構想がガッチリつくってあった作品なんだろうか?
ふつーに名作なので、呆気にとられる…。世界名作劇場
 

『アサギロ 〜浅葱狼〜』…ヒラマツ・ミノル
沖田総司マンガ。
井上源三郎の扱いがヒドイ。山南さんにボロ負け。ヤムチャ要員確定。
東京都日野市は、土方歳三井上源三郎の生家があるということで、「新撰組の故郷」を自称している。…が、この場合、井上源三郎は、ぶっちゃけ“ついで”の扱いである。
「わが日野は、なんと、土方歳三の生家があるんですよ! ホラ、土方まんじゅう! …あ、あと、井上源三郎もいますよ
的なトーンを丸出しである。日野市民全員が。
それはいいとして、作品自体は正統派でガチで面白いです。
 

ここが噂のエル・パラシオあおやぎ孝夫
萌え萌えハーレム女子プロレスマンガ。
今回は男1人:女5人のハーレム混浴のお話。頭のオカシイ展開である。なんか90年代パイオニアLDCアニメを思い出す。
この手の漫画は「作者は何を考えているんだ? 頭オカシイだろ」と読者に思わせる必要がある。そう言っている読者の顔がニヤニヤしていたら、それは作者の勝ちである。
私は別にニヤニヤなんかしていない。ただ、単行本は買う。買うのです。
 

アオイホノオ島本和彦
漫画家志望者マンガ。
今月の名言。「あ…あだち充!! あいつ…野球漫画の描き方が…全然わかってないんだ……!!」。
事あるごとにあだち充先生やサンデーの悪口を言っている漫画だが、当然これは主人公・焔の見当違いをネタにしたものである。(完全に的外れというわけではないんだろうが)
それと同時に、漫画読みたちへの牽制でもある。自前の漫画理論を持っていて、誰よりも漫画を解ったつもりになっている人が、案外作品の根本的なところが見えていなかったりする…ということだ。
ネットでレビューとか書いていたり、掲示板で議論ばかりしている人なんて結構ありがちだろう。“正論”で固めてあるレビューほど不毛だったりするし、そういう人の意見通りにやったら「多分、ソレ、つまんねぇよ」という感じがするもんだ。
えー…ズバリ! 耳が痛い!
それにしても、絵柄が一人だけ浮いている島本先生。湿気ってて暑い感じがする。つまり蒸し暑い絵柄。
 

『いつかおまえとジルバを』横山裕二
HENTAI猫マンガ。
気負わず読める漫画として最高。今回は珍しくメスの猫が出てきた。そしてまた珍しく、ボスらしいジルバの姿も見られた。
今回はフェチ話はなかったが、話の枠が拡がるんで、たまにはこういう回もいいんじゃないでしょうか?
ちなみに今回の『仕事場見たいし!』は小学館の謝恩会のレポート。というわけで豪華ゲスト盛りだくさん。誰が出てきたかは本誌を買って確かめて頂きたいです。
 

マコトの王者 〜REAL DEAL CHAMPION〜』福井あしび
人格入れ替わりボクサーズ・ロードマンガ。
気が付けば毎月楽しみにしながら読むようになってしまった。
レーニング、試合、日々の生活、家族やトレーナーとの付き合い、ドラマが良くて話がすんなり頭に入る。
絵は相変わらずコロコロコミック風味。
 
★ まとめ ★
こんだけ毎月ネタにさせてもらっておいてなんだが、実は、私はまだゲッサン連載作品の単行本を一冊も買っていない…。
普段ネガキャンしといても、単行本さえ買っていれば、「なんだかんだ言って、形は歪んでいても、愛はあるのね」となるものだが、実際に全くペイしていないとなると、ここでのネガキャンも純粋な悪口にしかならない。
さすがにマズイ気がする…。
というわけで今日早速いくつか買ってみます。
ゲゲゲのゲッサン
 
おわり

ゲッサン 2010年 02月号 [雑誌]

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