錬金3級 まじかる?ぽか〜ん


【出典】…アニメ UHFアニメ 錬金3級 まじかる?ぽか〜ん(2006.04-2006.06) 制作:REMIC 監督:八谷賢一
 
【説明】…2006年4月から6月にかけてUHFアニメとして放送されたオリジナルアニメ作品
訳アリで魔界から人間界にやってきた4人のプリンセス・「魔法使いのゆうま」、「ヴァンパイアのパキラ」、「オオカミ少女のりる」、「人造人間の鉄子」が繰り広げるドタバタコメディー。
アニメは1話に付き2本立てのオムニバス構成となっている。各エピソードは完全に独立しており、回を追うごとに季節を巡る展開であるものの、連続性は無い。このような作風からシチュエーションコメディー(シットコム)の雰囲気となっている。

 
【独断】…( ゚д゚)ポカーン
ヒロインが何の必然性も脈絡もなくアソコを晒す全年齢アニメなんて『ドラゴンボール』以来である。ヒロインが触手化するアニメは…見た事すらない。『錬金3級まじかる?ぽか〜ん』、その砕けたタイトル以上に本編は“砕け”まくっている。
魔法使いや吸血鬼などのファンタジックなキャラクターたちを主役としておきながら、その舞台は練馬区の光が丘という、あまりにも現実的でミスマッチな設定。実際に光が丘に行ったことがある人なら、「あっ! ここの背景あそこじゃん!」という感じで、見ていて思い当たる場所がチラホラ出てくるはずだ。かなり忠実に光が丘っている。

 
魔法使い、吸血鬼、オオカミ少女、人造人間、見た目は女子中学生くらいの彼女たちが、異世界「日本」で気の向くままに生活していく姿を描いている。
パロディだらけ、オタク向けのカオスで投げっぱなしなギャグが基本。大体ドタバタ、時折しんみり、悪乗りにも真面目にもできる脚本の良さが光る。
 
U系アニメなので(関係ない話だが、U系というと格闘団体を思い浮かべてしまう)パンチラ・ムネチラしまくりだが、色気よりもギャグ要素の方が強い。
特に、筆頭主人公の魔法使いゆうまは、魔法を使うたびにパンモロしてしまうというステキな設定が付いている。光が丘公園に平日の昼間からうろついているダメな大人たちを、パンツの力で癒すこともあった。
また、時折パンツすらはいていないことがあり(本人曰く「洗濯しっぱなしで乾かないパンツが悪い」)、見せてはいけない部分を全国のお茶の間に披露して、「エロエロモンスター」(略して「エロモン」)と呼ばれてしまった事もある。

 
なんというか、古き良きオタク向けドタバタコメディーといった雰囲気で、思いの外にハマってしまった作品である。ブロッコリー系のアニメが好きな人なら間違いなく楽しめる。
私はレンタル視聴ばかりなので、どうにもその作品が実際に放送されていた期間の風潮に疎いのだが、今振り返ると、2006年ってかなりのアニメ豊作年だったんだなぁと思う
涼宮ハルヒの憂鬱』『ゼーガペイン』『人造昆虫カブトボーグ V×V』『リングにかけろ』『ガラスの艦隊』『コードギアス 反逆のルルーシュ』『パピヨンローゼ』『MUSASHI -GUN道-』…いやいや、これだけじゃなく他にも話題作が沢山ある。

同期の桜であった『ハルヒ』や『MUSASHI』に話題をかっさらわれてしまった感があるが、本作『錬金3級 まじかる?ぽか〜ん』も負けじと面白い!
 
秋の夜長、気軽に( ゚д゚)ポカーンと見てみてはいかがだろうか。
まぁ、真面目に見ようとしても、確実に( ゚д゚)ポカーンとさせられること必至である。
 
おわり
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