12月22日は私の誕生日


【出典】…T-260G
 
【説明】…12月22日は国生さおりとT-260Gの誕生日であるということ
 
【独断】…メタルギアソリッド4がやりたい
学生時代は「学年」が自らの年齢を表してくれていたので気付かなかったが、最近、年末生まれのイヤな点に一つ気が付いてしまった。
例えば、私は2008年12月4日現在、25歳だ。で、12月22日になると26歳になる。そして、その10日後、年が明けて2009年になると「今年で27歳」になる。いや、あくまで気分の問題だが、なんとなく一気に2つ歳を取ったような気がしてしまう。ついこの間まで25歳だったはずなのに、いきなり(当年)27歳だ。
自分の年齢に目を背けたくなってはや10年ほど経っているので、これは結構しんどい。子供の頃、16歳になったら母親が「バラモスを倒しに行け」とか言ってくるものだとずっと思っていたが、結局そんなことはなかった。現実の16歳時は、『ブギーポップ』と『筋肉少女帯』と『ねこぢる』に毒されながら、自然溢れるアパッチ高校にほてほてと行ったり行かなかったりするしがない毎日だった。
 
私はゲームだの漫画だのの二次元世界が好きなので、自分の年齢やその有り様の比較対象として、二次元キャラを引き合いに出して色々と考えてしまうことがある。
現在25歳。25歳のキャラと言えば、RPGデビルサマナー ソウルハッカーズ』(1997)に出てきた「スプーキー」こと桜井雅宏だ。ハッカー集団「スプーキーズ」を束ねる天才ハッカー、タバコの似合う渋いオッサンだ。…オッサン!? もう私もオッサンですか?
で、再来週26歳になる。26歳の二次元キャラの中に、恐るべき事だが、あのアナゴさんがいる。そう、『サザエさん』(1969-)に出てくるあのアナゴさんだ(27歳説もある。話の時々によって変わるようだ)。若本規夫さんの渋い声で「ん〜フグ田く〜ん、ぶるるぁぁぁぁああああ!!!!」とか言ってるあのアナゴさんだ。いよいよもってオッサンである。
年が変われば27歳。この年齢にも凄いのがいる。格闘漫画『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』に出てくる「拳帝」こと空手家・碇省吾だ。3mの距離に置いたローソクの炎を拳の風圧で消すという伝説を持つ男である。ちなみに砂袋(岩のように固い)を素手で貫通するシーンもあった。どう見ても10歳はサバを読んでいるような風格だが、彼も歴とした20代である。
 
まぁ私が幼稚すぎるというのもあるが、そもそも二次元キャラの早熟ぶりが半端ではない。
バスケ漫画SLAM DUNK』(1990-1996)に出てくる連中も全員高校生だ。今思うと、あんな高校生たちはありえない。仮にゴリなんかが会社の後輩になってもこっちが敬語使っちゃうだろ。「ゴリさんおざっす!」。
あとヤンキー漫画の類もガタイと胆ができてる高校生が多い。今時の現物ヤンキーなんてちゃんと喧嘩したことあるやつはそんないないぞ。『クローズ』(1990-1998)、『ろくでなしBLUES』(1988-1997)、『破壊王ノリタカ!』(1991-1994)なんかに出てくるヤンキーなんて、10年来の厳しいトレーニングを積んできた総合格闘家みたいな体と顔つきをしている。
 
そう考えると、エヴァに乗ったり乗らなかったりウダウダやってた『新世紀エヴァンゲリオン』(1995-1996)の主人公・碇シンジは、中学二年生という年齢相応の惑いっぷりだったんだなぁと思う。
むしろなんの覚悟もなかった中二にしては頑張ってる方だ。流されてるだけとはいえ命がけで何度も出撃しているんだし。初出撃は腕を折られて頭を槍で貫かれて、次の出撃では腹を刺された上にみんなに怒られて、その次は加粒子砲で死にかける…。普通はこの時点で絶対パイロットやめてるだろう。まぁ、やめるほどのバイタリティがなかったと言えばそうなんだけど。
 
所詮は架空の世界、現実に生きる我々が二次元人のような年甲斐を持つ必要(使命)もないのだが、そこを敢えて目指してみると微妙に素敵な人間になれるかも知れない。
というか、それが創作物の本懐なんだろうし。
 
…ところで、誕生日プレゼントは、PS3か5万円相当のウェブマネーが欲しいです。みなさんよろしく。