進研ゼミ


【出典】…ベネッセコーポレーション 進研ゼミ(1965-)
 
【説明】…ベネッセが行っている小学生・中学生・高校生向けの添削式の通信教育
1969年に高校生向けに開講した「通信教育セミナ」(現・進研ゼミ高校講座)を皮切りに、進学競争が過熱化し始めた時期と重なり順調に会員数を伸ばし続け、徐々にその対象を拡げ、1994年には、ついに通信教育業界の売上げ第1位となる。少子化ゆとり教育の導入によって一時は会員数が減少したが、授業の進み具合や進路希望などにあわせて教材を細分化する戦略により、2004年の会員数は400万人にまで回復した。
 
【独断】…「赤ペン先生」という言葉の響きがエロい
ネット上で『しまじろう』が好きだという大きなお友達は大抵変質者なんだが、私も後学のために一時期毎週見ていた憶えがある。決して獣人好きだから見ていたというワケではなく、純粋に情操教育の一環としてだ。
 
まぁ、それはともかく、ベネッセは凄い。社長さんが『がっちりマンデー』に出演した際(2007)、「今は全国で5人に1人の子供が進研ゼミをやっているが、近い将来それを4人に1人にしたい」と軽く言ってのけていた。少子化ゆとり教育といった逆風を乗り越えての“今”である。普通はここいらが頭打ちと見るだろうに。それをさらに25%増しですか。
 
進研ゼミといえば「赤ペン先生」である。子供が無い知恵を振り絞って書いた解答用紙に、赤い文字で、二度と立ち直れないような罵詈雑言を隙間無くビッチリ書いて返信してくるあの先生だ。
「こんな問題も解けねぇようならママの[自重]に帰って生まれてスミマセンでしたと千回喚きやがれそして便所にこびり(ry」
いや、やったことないからどんなもんか知らないんだけど、こんな感じの良い先生ばかりだと聞く。
 
何せ赤ペン先生の採用倍率は本当に高い。
当然、選考には書類審査と筆記試験、面接まであって、合格者もそのあとさらに研修を受けるんだそうだ。つまり、受講者はどの赤ペン先生に当たってもキッチリと添削してもらえるというわけだ。
 
…しかし、ハナから勉強なんてやる気のない馬鹿ガキも、無理矢理親に進研ゼミやらされてるとかあるはずなんだよな。
で、当然そんなガキがバカ解答だけで答案用紙を埋めてくることもあると思うんだが、そういった処理はどうしているんだろうか。
ちなみに赤ペン先生は歩合制だ。答案用紙を捌けば捌くほど稼ぎはいい。それでなくとも、そんなガキに一々付き合いたくはないだろう。淡々と「真面目にやりましょう」とか書いて終わりなんじゃなかろうか。
 
でも、これって教育という点で見たら(我ながら何を言い出すのか)実は凄いチャンスだと思うぞ。ここで赤ペン先生がちょっといいお説教を書いたら、絶対に馬鹿ガキの何割かは改心する。私自身がそういうタイプのクソガキだったからよーくわかる。
だって利害の絡んでいない大人が、見るに見かねてわざわざ説教なんて書いちゃってんだぞ。こりゃちょっとマズイかと思うわな。親や学校の先生は自分の面倒を避けるために説教することも多いが、見ず知らずの他人だったらシカトすることだってできるわけだ。そこを乗り越えてポンと出される一言はなかなか響く。
 
だから仮に私が赤ペン先生になったら、そういう馬鹿ガキに対してもきちんとリアクションをする。
「死ね」とか書いてきたら、「お前が死ねバカ」と返すし、チンコの落書きを描いてきたら、私はちゃんと写実で描いて送り返してあげたいと思う。
 
…ちなみにお母さんがエロい↓

 
【追記】…ダイレクトメールの販促マンガ

たまに宗教や自己啓発セミナーの勧誘のようになっている作品もある。実に趣深い。