スト6ランクマ体験記

 

【説明】 ストリートファイター6における自分のランキングマッチ体験まとめ

ストリートファイター6のランキングマッチは、対戦に勝利するとリーグポイント(LP)が獲得でき、一定ポイントが貯まるとそれに応じたランクに昇格できる。

ランク順は、ルーキー→アイアン→ブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナ→ダイヤ→マスターとなっている。

マスターに到達すると、マスターランク(MR)が新たに付与され、マスター同士の戦いでMRの増減が行われるようになる。

マスター内でのランク順は、マスター→ハイマスター→グランドマスター→アルティメットマスターとなっている。

マスターの中でも世界上位500位以内のプレイヤーにはレジェンドの称号が与えられる。

ゲームそのものの説明は前回の記事参照。

 

 

【独断】 キャミィかキャミィじゃないか

このゲームには2種類のキャラがいる!

キャミィと、キャミィじゃないキャラだ!

 

狂人の妄言へようこそ。

前回に引き続き今回もスト6の話だが、ここではゲームのメインコンテンツであるランキングマッチについて書いていきたい。

今回は用語の説明を省かせてもらうので、スト6および格ゲーの知識がない方はなんとなくで楽しんでくれたら嬉しい。

一応注意しておくが、この記事はゲームの攻略には全く役に立たないし、端的に言って間違ったことしか書いていない。

これからスト6を始めてみようという方は微塵も参考にしないでいただきたい。害しかない。

 

さて、まず、ランクマの話に移る前に私がキャミィだと思うキャラを一部挙げていこう。

 

キャミィ。キャミィである。

 

エレナ。こちらもキャミィだ。

 

マリーザ。まごうことなきキャミィである。

 

ザンギエフ。どう見てもキャミィ。

 

どう見てもキャミィ。

 

どういうことかは後々説明する。

 

 

私はスト6を始めた時点(2025年4月)で格ゲービギナーである。

小3のときにストⅡが大ブームとなってゲーセンでやってはみたものの、波動拳が出せないという理由で手足が伸びるダルシムを使っていた。

そんな感じ。小3の頃から安きに流れる姿勢が変わっていない。

世代的に友達の家で格ゲーをやることもあったが、ただのガチャガチャプレイしかしたことがない。

 

なのでゲームを始めるに当たってとにかくここはモダン操作に頼ろうと思い、最初は色々なキャラを試しつつ、使えそうなアシストコンボ(以下アシコン)がないかを探ってみた。

ここで選んでいた条件としては…

・下段スタートで自動ヒット確認ありの弱アシストコンボを持っている

・メイン武器のコンボにわかりやすすぎる確定反撃がない

の2つである。

下段スタートはシンプルにヒットしやすいので多分便利なはずだ。

また、ダメージソースとなるアシコンがガードされたときに隙だらけになってしまうものだと安易に攻撃できないのでそれは避けたい。

こちらは安易にいきたいのである。

 

そんなわけで私がチョイスしたのがキャミィだったわけだ。

弱アシストがヒット確認ありで下段から始まりダウンまで取れる。

強アシストは途中で技を変えればDゲージを使わずに済むし、確反はあるもののそれがバレづらい。

フーリガンというなんか詐欺みたいな技もあるし、SA3は画面の端から端まで一瞬で弾抜けするクソ反則技である。

 

参考にしたのはキャミィ使いのプロゲーマーひろしまのあきらさんの動画だ。

初心者向けのキャミィレクチャーとして「なんかとりあえずこれやっておけば大丈夫です」みたいなゆるゆる解説をしていて、まんまとそれに釣られてしまった。

 

で、始めてみたらこれがつーよい。

自動ヒット確認があるので何も考えずに生ラッシュをして下段アシストコンボ。ダウンした相手にほぼ密着しているので起き攻めも簡単。

相手が固くて困ったらフーリガン投げだ。密着から離れようと下がる相手にこれが刺さる。

相手も自分自身も何をやっているんだかわからないうちにチャカチャカ動いてなんとかする。

 

ランクマ開始当初に色々なキャラをお試しで使っていたときは全然勝てていなかったが、「キャミィはいける」と踏んでからは快進撃だった。

ゴールドからスタートし、一気にプラチナ→ダイヤと駆け上がった。

当初の目標は「あわよくばダイヤ」だったものの、我ながらかなり早いペースできたので、ここまできたらマスターを目指してみたくなる。

「ひょっとしたらマスター」に目標を変更した。

 

ところが、ダイヤ帯に入ってからがあからさまにキツい。相手が強い。

 

個人的な感覚として、マスターまでの道のりに、プラチナ☆3、ダイヤ☆1、ダイヤ☆3あたりで壁がある。

ゴールドまではお互いてきとーなインパクトでドカーンと殴り合って、そこから強い技ややりやすいコンボをゴリゴリ押し合うだけだった。

絵面としては怪獣大決戦的で派手である。とにかく画面が赤い。

が、プラチナからは相手が露骨に対空を出すようになったり、一部はちゃんと起き攻めをやってくるようになる。段々“格ゲー”になってくる。

 

ダイヤになると、相手が体力を5000以上減らしてくる高火力コンボを使うようになったり、画面端での鳥かごや、わからん殺しのようなセットプレイを習得していたりする。

そしてとにかくてきとーインパクトは入らない!防戦でヤケクソ気味に出すインパクトは8割方返される。

また、対策知識もあって、一部の技に対して明らかに“知っている”動きをしてくるようになる。「お、俺様のフーリガンが通じないぃ!?」というような場面が増える。

 

キャラとしては、防御を固めて中足ラッシュをひたすら狙う道着(豪鬼、リュウ、ケン)が多かった。

たしかに豪鬼のように高火力のキャラだったら、中足ラッシュ3タッチくらいで相手を倒せる。相手の頓死を狙う形ではあるが勝率を確保する上で効果的な戦法だ。

 

そして当時の私にとって最も苦手なキャラがダイヤ帯では猛威を振るっていた。

 

こいつ。

 

このジェイミーとかいうふざけた飲んだくれがとにかく苦手だった。

このゲームをやっていて最初に“ハメ”を感じさせるキャラはこいつかJPだろう。

この酔拳使いのアル中はとにかく手数が多く、不意を突いてダウンを取ってから通常技で相手を固めるという戦法が非常に強力。

どこで攻撃に割り込めるのか知らないと、ずーっとガツガツガツガツッと打たれ続けてしまう。「あ、こいつジェイミーわかってないな」とバレるとそれを無限に擦られる。

私のキャミィもスピードの出しようもなくよく画面端で固められた。泣きながらヤケクソ気味に無敵技を振ったらそれをガードされてそのまま終劇というパターン。

毎日1時間くらい整えていそうなコイツの眉毛を全部剃り散らかしてやりたくなったものだ。

 

あと私がやっていた時期は不知火舞の実装からまだ3ヶ月ほどで、舞人口がかなり多く彼女にも相当苦しめられた。

でも、なんかエッチだから許した。

許せる!

 

そんなこんなで見事にダイヤ☆3でスタック。

☆3まで上がるのもかなりしんどく、勝てていても運感が強かった。

ここで初めて「ランクマは停滞するとつらい」ということを知る。

マスター到達という目標を掲げてしまった以上、そこには進捗の概念が生まれる。

ところが1日3時間かけてポイント収支ほぼ0、下手したらマイナスの日もある。次第にギャンブルをやっているかのような緊張感を覚えるようになってしまった。

自分の動きが最初の頃に比べてさほど成長している気もしないし、「お前はここまでなんだよ」と告げられているような気になってくる。

私も子供の頃から様々なゲームをやっていて、「自分はゲームが上手い」と思って生きてきたが、なんかそのアイデンティティ自体が揺らいでくる。

 

そこで気晴らしに数日別キャラを触ってみた。

…ら、これが勝てる。ダイヤ帯でなければあからさまに勝てる。

お試しで使って以降シルバーで止まっていたマリーザやザンギエフを使ってみたらアホほど連勝する。

確実に基礎力ってのはあるし、それがある程度は身に付いていたんだなということを実感した。

 

というわけで、キャミィに戻って、とにかく伸び伸びとアクションゲームをしてみようと思った。

相手に何をされてしまうかを考えすぎず、大攻撃を増やしてとにかく今できる範囲でリターン重視の行動を取るようになった。

すると、自分でも何を掴んだのかわからんが、なんか勝てるようになった。

 

相変わらず突っ込むばかりの戦い方だが、なんとなく攻め方のよどみが減り、勝率が上がってダイヤ帯で初の10連勝。ポイントが一気に伸びる。

対戦自体に余裕はないものの「この感じならいつかマスターに上がれる」とポジティブな気持でランクマに臨めるようになっていた。

 

そしてランクマ開始からおおよそ40日、ついにマスターランクに到達した。

 

正直言って、めっっっっっちゃくちゃに嬉しかった。

ゲームをやっていてここまで嬉しいと思ったのは初めてかもしれない。

安堵のあまり思わず失禁した。

 

高難度と言われるゲームも、相手がCPUであれば「いつか」はある。

RPGでもアクションゲームでも進捗がマイナスに転がることはない。

レベルを上げて、相手の行動パターンを覚えて、コツコツ自分のペースでやっていれば大抵いつかはクリアできる。

これが対人戦になるとそうはいかない。勝つ人がいるということは負ける人がいるのだ。

ゲームにおいてこの「いつか」が見えない状態で目標を目指すのはかなり久々だった。

 

俺のスタックはたかが知れた期間だったが、Twitterなどを見ていると数ヶ月、あるいは年単位で停滞しつつ不屈の闘志でマスターに到達した人も結構見かける。

マジですごいと思うし、“強い”と思う。

ゲームだけでなく、その周辺環境を楽しめているからこそ長く続けられるのだろう。



 

さて、キャミィでマスターになったものの、マスターランクでの闘いに尻込み&他のキャラも使ってみたいということで、ここで本格的にサブキャラを探すことにしてみた。

折しも、キャミィのマスター到達から数日後にエレナが実装されたので、試しに早速彼女を使ってみると…

「こいつ…キャミィやんけ…」

自動ヒット確認ありの下段弱アシコン、素早く隙の少ない強アシコン、完全にキャミィである。

 

そう、ここでようやく冒頭の話に戻る。

私はマスターになっても自炊では全くコマンド入力もコンボも覚えていないのである。

生ラッシュで近づいて強アシスト、困ったときにちまちま下段弱アシストに頼るというだけの、ちゃんとした格ゲープレイとは程遠い哀しきモンスターと化していたのだ。

私のキャラ選びの基準は、「アシコン頼みのモダンキャミィと同じ使用感で使えるかどうか」になっていた。

ザンギエフですらキャミィと同じ感覚で使っていた。

スクリューや大攻撃を警戒している相手に下段からちょこちょこ始まる弱アシストを刺す。相手が「このアシコン野郎!」と思っているところをシベリアンエクスプレスである。

キャミィの弱アシコンでダウン取ってフーリガンしているのとやっていることは変わらない。

 

というわけで、アシコンに頼るだけという観点ならエレナの方が火力が高い。

というかアシコンオンリーのキャミィって実は火力がめちゃ低いのではないかとダイヤ後半でうっすら思っていた。

エレナはスピードもキャミィに負けず劣らず速い。中段もある。あと見た目も声もカワイイ。

SA3のリズム感も良い。ドンドドンドン私のビートを!受け止めて!

 

というわけでエレナを始めてみたら、思惑通りキャミィと同じ使用感で(もうこの感覚の時点でちゃんと格ゲーをやっていない)非マスター帯ならサクサク勝てる。

火力が上がったのが楽しく、また対策が知れ渡っていないこともあり、エレナはスタートから躓くことなく「どおりゃ!」と一気にマスターになれた。

 

魂のキャラに会えた!いよいよここからマスターランクでの闘いだ!

 

…と思いきや、直後私はスト6から逃げ、ドラクエをやる日々となった。

というのもウメハラさんや赤見かるびさんが名作だと言うドラクエ11を以前からやってみたかったのである。

始めてみたらこれが想像を超えて面白くかつやり込み要素豊富で完全にそちらにハマってしまったのだ。

ドラクエで日々ステータスアップの種を拾い、リスのように頬張る毎日。

スト6では他のプレイヤーと互いに種もみを奪い合うような醜い世紀末な争いが繰り広げられていたが、ドラクエにそんなことはない。

私のペースでゲームができる。寝不足でも、ゲーム中息子が頭をよじ登ってきても全く問題なくプレイできる。

「モ~ダモダモダモダ!ワンボタン弾抜けSAで負ける気分はどうモダ~!」というような人格破綻も起こさない。

 

ドラクエ11が終わったら今度はデスストランディングだ。

いや、結構マジでやりたいゲームが超渋滞しているのである。

20代の30代の忙しかった頃に腰を据えてコンシューマーゲームをやる機会がなかったので、「気にはなるけど手を付けていなかったソフト」が10数年分溜まっているのだ。

で、このデスストランディングがこれまた期待をはるかに上回るド名作で、その世界観と美しいグラフィック、中毒的なゲーム性にすっかり魅せられてしまった。

「モ~ダモダモダモダ!アシコン頼みのクソ起き攻めの味はどうモダ~!」

というような人格破綻も起こさない。

 

しかし、デスストランディング1を終えてひとしきり感動しているあたりで、私の常識を覆す最強のキャラクターがスト6に実装される。

 

こちらのお方。

最強のキャミィ、ワーカホリック気味の研究主任、クリムゾン・ヴァイパー殿下である。

 

「いやヴァイパー弱アシコン下段じゃないじゃん」と言えばそうなんだが、とにかく

強アシコンがアホ強い!

 

つんよ。(体力の基本値は10000)

で、その強アシコンは下段のラッシュ中足からも繋がるのだ。実質ダメージ3倍の下段弱アシコンだ。

ちなみにクラシック操作でのヴァイパーはまともに技を出すのも非常に難しく、私がこのアシコンと同じコンボを自炊でやるのはリュウゼツランの開花並の奇跡が起きない限り不可能である。

 

これか↑ これか↑ これ↑ が通れば強アシコンが入る。

 

なおキャミィのODなし基礎コンボ。

よっ…!!

 

いやしかし、いくらアシコンのダメージが高いからといって、そう単純に強いわけではないだろう。

と思いつつ試しにランクマで使ってみると…これがただただ強かった。

本当に強アシコンしか使っていなかったがまさかの2日でマスター到達となった。

 

キャミィをやっていたときに「あと何回択が通ればザンギが死ぬんだ!」と泣きながら闘っていたのはなんだったのだろうか。

中K当たったチャリーン。大K当たったチャリーン。と小銭稼ぎをしていたあの日々…

3回!ヴァイパーはおおよそ3回あの強アシが入れば勝てるのである。

 

だがしかし!

これはひょっとしてマスター帯でも通用するのではないか…と、調子づいて挑戦したマスターランク、これがなっかなか勝てない。

なんか惜しい試合、なんか惜しい試合と思いつつ負けが込んで、MRはみるみるうちに落ちていく。

これは超あるあるらしく、ダイヤ帯で連勝していてもマスターランクではまるで通用せずにMRがダダ下がりする、というのは一種の通過儀礼らしい。

MRが下がりつつも根気強くせめぎ合って腕を磨いていった者のみが、ようやくマスター帯で勝ちこせるようになっていく。(元々ガチの格ゲープレイヤーは別)

 

マスター昇格したて、あるいは3ヶ月ごとのActの切り替え時はMRは1500からスタートする。

相手とのランク差次第だが、同格だと勝てば8ポイントもらえて負ければ8ポイント減る。LPのように勝ってもらえるポイントが負けて減るポイントよりやや大きいということはない。

つまり、原則マスター同士の中で勝ち越さない限り“地表”と呼ばれるMR1500は維持できない。

マスターにギリギリ上がったという実力であればMRはカンタンに3桁にまで落ち込んでいってしまう。

 

私がマスターランクに挑戦した時期はゲームの発売からすでに2年半ほど経っている。

マスター到達者もかなり多く、その到達者たちの腕も年単位で磨かれているため、まともにランクマをやっている人たちはMR1500未満であってもみんなかなり強い。

プロやセミプロがよく配信で「今のMR1500は本当に強い」と言っているが、あれはお世辞というだけではなく、事実としてそうなのだろう。

 

そもそもマスター帯ではモダン操作自体がかなり少なく、ましてやアシコンオンリーで闘っているやつなんてまず見かけない。

山の標高が高くなればなるほど植物が減っていくように、私の同種の仲間はほぼ全滅している領域なのである。

「ああ、ここから先はちゃんと格ゲーをやらんと勝てんのだな…」と思い、私のマスター帯での挑戦はわずか数日で幕を閉じた。

 

というわけで、楽しくデスストランディング2である。

マジで1が名作過ぎて、とっとと続編の2がやりたかったのだ。

でこれが1のかゆかったところに手が行き届いたデキで非常に素晴らしい。

劇中に流れる三浦大知さんや星野源さんの楽曲もドハマり。

ストーリーも完全に地続きとなっており、1を数日前にクリアしたばかりの私からするとキャラクターや世界観への愛着が新鮮なまま2へと引き継がれて最高だった。

ミッション難度も上がり、ボリュームも増え、「タノシィィィィィ!!」となりながら2ヶ月に渡りデススト2をプレイしていた。

 

そんなこんな私がデススト2に明け暮れている間に、スト6ストリーマー界に一人の大物新人が参入する。

 

宇野昌磨、その人である。

 

世界トップのフィギュアスケーターだ。

2018年平昌オリンピック男子シングル銀メダルリスト。

2022年北京オリンピック男子シングル銅メダリスト、団体戦銀メダリスト。

2022年世界選手権優勝、同年グランプリファイナル優勝。

2023年世界選手権連覇。

 

輝かしいのひと言では済まない経歴、超一流アスリート宇野昌磨…

しかし、それは彼の一面に過ぎない。

宇野さんにはガチのゲーマーとしての顔があったのだ。

 

幼少期からフィギュアスケートに明け暮れていた宇野さんは、本人曰くフィギュアスケートと同じくらいにゲームにも力を入れていたそうだ。

というのも、競技の性質上、移動や待ち時間が非常に長くなるので、それをどう活用するかは重要な問題だったのである。

宇野さんの場合はゲームが大好きでひたすらゲームをし、その合間にスケートをする(あくまで本人曰く)という生活サイクルだったらしい。

 

宇野さんは現在プロスケーターとしてアイスショーをやる傍ら、ゲーム系YouTuber・ストリーマーとしても活躍している。

持ち前のゲーム勘にプラスして、アスリートとして培ってきた真摯に物事に取り組む姿勢を持ち合わせる。

宇野さんは2025年7月にスト6で格ゲーデビューすると、2ヶ月余りでモダンベガでマスターになり、その後キャラ替えしたモダンヴァイパーでもわずか数日でマスターになっていた。

ストリーマーがマスター昇格まで早いのはよくある話なのだが、その後もマスター帯で苦汁をなめつつ闘い続け、なんと、その1ヶ月半後にはMR1600超えのハイマスターとなったのである。

これはマジですごい。

 

しかも聞くところによると、モダンヴァイパーでの闘い方はほぼアシコンオンリーだという…

これには本当に勇気づけられた。

すっかりアシコン仲間がいなくなったと思われた山中、私と同様に「えいえい!」とヴァイパーの強アシコンを連打する宇野さんの姿がそこにあった。*1

 

それならばと一念発起し、2か月ぶり、今年の1月に私も再度マスターランクでのランクマに挑戦することにした。

すると、操作を忘れかけた久々のスト6ではあるが、なぜか以前より落ち着いた立ち回りができるようになっていて、勝率が上がっている…

デスストランディング効果としか言いようがない。

デスストで息をひそめながらBT(幽霊)やテロリストたちをやり過ごしてきた成果なのか、無駄な連打が減り、攻撃が当たりそうな間合いやタイミングの感覚が少し良くなっていた。

再開した初日にまさかの地上(MR1500)返り咲きを果たした。

 

そして途中であることに気付く。

 

これ強くね。

 

このライダーキックみたいなヴァイパーの垂直飛びからの強キック、これが見た目以上にリーチが長く、クソサガットやクソリリーと言ったリーチが特徴のキャラ以外には思いのほか刺さる。*2

そして強アシストからは簡単にシミーができることに気づく。

垂直からの強アシスト→シミーからの強アシスト、これが入った時点で相手の体力は7割近く減る。あとはじゃんけんみたいなクソ起き攻めをするだけだ。

難しい操作は何一つしていないが強い。

 

そしてついにその時がやってくる。

 

ハイマスター到達!

 

いんやこれは嬉しかった。

私自身の格ゲーの腕はないに等しいが、マスター帯で勝ち負けができたということ自体、ちゃんと格ゲーをやっている人たちと多少なりともやり取りができたこと自体が嬉しかった。

…むこうからすると荒らしプレイみたいなもんかもしれないが。

 

 

これで本当にスト6は一区切り…と思って、自分のアカウントに表示されたハイマスターの称号を見て数日間ニヤニヤしていたのだが、実は、もう一つ気になっていることがあった。

 

これ強くね。

 

そういえばヴァイパーってハイジャンプが特徴なのに全く使っていなかった。

キャミィをやっているときもエレナをやっているときも相手への近づき方に苦心していたが、ひょっとしてこのハイジャンプはトリッキーな使い方ができるのではないだろうか…

と思い、ランクマ継続。試しにハイジャンプを使ってみるとこれが有効。

対空をめくりで釣れる上に、安全波動だと思ってやや遠目から弾を使う相手にも不意打ちで当たる。

文字通りのパチンコ玉のようなパチンコプレイだが、セオリーをわきまえているハイマス帯の方々にこそ丁度刺さる。

生ラッシュ、垂直、ハイジャンプでとにかく強アシコンを当てる。たまに中段。

やっていることは本田みたいなものだと思う。(本田に失礼)

本当に、本当にひどいプレイで、とてもハイマスターの闘いぶりには見えない。

動画の貼り方がわからないのでリプレイをお見せできないのが残念だ。おそらく誰が見ても「この人は格ゲーが上手いね」とは思わないだろう。

 

そしてついにその時がやってくる。

 

グランドマスター到達!

 

もちろんとても嬉しい。とても嬉しいのだが、明かに自分が上手いわけではなくぶっ壊れアシコンというクソデカ補助輪がうなりを上げていただけなので、正直一抹の恥ずかしさすらある。

不意打ちハイジャンプからのアシコンがヒットするたびに「ゴメン!あなたの方が上手い!ゴメン!」と結構マジで心の中で謝っていた。

 

一応言っておくと、本当の上級者であえてモダンを使っている人もいる。一概にモダンを使っている人みんなが安直な闘いをしているわけではない。

モダンの火力デバフや通常技の制約を受け入れつつ戦略的にちゃんとえらいプレイをしているの方々と私は比べるべくもない。

 

もし私の知り合いがスト6をこれから始めるとしたら、絶対にモダンヴァイパーだけは奨めない。

上京したての大学生がいきなり夜職に就いて不釣り合いな高時給に慣れてしまうようなもんである。

最初はコツコツ時給1000円のバイト*3をやりつつ、その間ちゃんと大学(トレモ)でスキルを身に付け、ゆくゆくは正社員(クラシック操作)になるというのが王道であろう。

もちろんずっとモダンならそれはそれでいいが、アシコンの中にたまに自炊でコマンドを入れるとか、パニカン時の基本コンボだけは自分でできるようにするとか、多分そういうのが正しい成長なのだと思う。

…俺はもう戻れない。

自力では昇竜拳一つ出せないままアシコンのゆりかごの中で壊死していくしかない。

 

 

そんなわけで私のストリートファイター6のランキングマッチの旅は一旦終わり。

現在は他ゲーをやりつつたまにバトルハブやカジュアルマッチをうろうろしている。

 

最終的なユーザーデータはこんな感じ↓になった。

どうやらこちらから対戦相手にグッドをつけてもここの数字は増えるらしく、やたらグッドが多い。私はほぼ毎回対戦してくれた人にはグッドボタンを押している。

 

ところでプロゲーマーカワノさんの配信にはよく奇人リスナーがやってくる。

最近面白かったのは「キャンセルラッシュ0%ニキ」だ。

スト6において中級者以上必須の技術キャンセルラッシュ、これを全く使えないままマスターになってしまったモダンベガ使いの方が紹介されていた。

そんなやつ存在するのか…と、さすがのカワノさんも困惑していた。

「キャンセルラッシュ出せたことがないって…だって…ワンボタンやで?」

 

0パーニキいたぁ!

 

同意。

 

 

おわり。

 

 

【追記】 アレックス格好良い

これを書いているおよそ2週間後にスト6に追加されるキャラクター、アレックスのトレーラーがドチャクソに格好良い。

単にキャラのプロモーションというより一つの映像作品として素晴らしいので、スト6に興味がない方も是非一度ご覧になってほしい。

www.youtube.com

 

う~ん格好良い。

 

それにしても…

キャノンストライク!?

 

フーリガン!?

 

こいつ、ひょっとして“キャミィ”か!?

 

 

おしまい

 

 

【追々記】 当初の目的は果たせた

そもそもスト6を始めたのはプロの凄さや試合の機微が多少なりとも解りたかったからである。

で、そういう意味では実際にゲームをやってみて本当に良かった。

いや、全然わからんよ、プロのすごさなんか、遠すぎて。

ただ、わけわからんくらいすごいことは認識できたし、試合を見ていて「ここで瞬時にそんな判断をしたのか」「このピンチにあえてそういう選択を取るのか」みたいな驚きや感動は増した。

 

1週間後に開催されるカプコンカップも当然楽しみだし、今後の競技シーンもずっと楽しんでいきたい。

ニワカのくせに好きなプロプレイヤーが多すぎて「誰も負けてほしくない!」とお花畑な応援をしている。

ちなみにCC優勝予想は応援の意味も兼ねてふ~どさんに投票した。

どうなるか!

 

*1:ぷげらさんに「途中を中サンダーに変えるといいですよ」とコーチを受け、宇野さんはちゃんと中サンダーを自炊している

*2:上級者帯ではあまり使われているのを見ないので実はそんな強くないかも

*3:2025年の東京都の最低賃金が1226円ってんだから驚く。俺が学生の頃700円台よ